老後は、ダウンサイジングして田舎暮らしに憧れています。
でも、理想と現実は大きく違い、私は都会の片隅で細々と暮らすのだと思います。
私の、老後に住みたい街は、自分の足で歩いて暮らせる街「ウォーカブルタウン」です。
老後移住を計画しているお話はこちら ⇒ 定年後は田舎で静かに暮らしたい。老後の理想と現実。
ウォーカブルタウンとは?
生活に必要な環境が、徒歩圏内にあり、自分の足で歩いて生活できる街です。
私の実家は、8年ほど前に「バリアフリー」の市営住宅に引っ越ししました。
トイレやお風呂も、車椅子のまま入れるようになっていて、廊下にはすべて手すりがついています。
街全体が、新しく開発されており、徒歩圏内にスーパーや病院があり、施設や商店の入り口にはスロープが設置されています。
駅からは少し離れていますが、バスの便が良いので不便ではありません。
市営住宅なので、お家賃もとても安く、新築で部屋も綺麗です。
このように、徒歩圏内に生活に必要な施設がコンパクトにまとめられている街を「ウォーカブルタウン」と言います。
老後に住みたい街はウォーカブルタウン
私は、車の運転ができません。
今は、自転車でどこまでも出かけていきますが、歳をとれば、自転車に乗れなくなります。
郊外でもいいので、徒歩圏内にスーパーや病院がある街に住みたい。もっと欲を言えば、交通の便もある程度良いところがいい。
私の実家のような、公共の住宅に入れれば一番いいのですが、私の住む市では同居する家族名義の持ち家があると、市営住宅には応募ができません。
でも、民間の住宅でウォーカブルタウンと言えば、そんな都合の良いところはなく、いくら中古のマンションといっても、それなりのお値段がしますよね。
老後に住む家の予算は、出来れば今の家を売った金額の範囲で納めたいものです。
今の家がどのくらいで売れるのか?それが一番の問題です。
家が売れない、引っ越せない
私が住んでいる家は、主人の父親と主人の連名になっています。
急な坂道を上がった山の中腹に立っているので、足腰がしっかりしていなければ、歩いて生活ができません。
「高台の住宅地」と言えば聞こえはいいけど、実際には山の中という感じで、大きな地震があれば、がけ崩れを心配するような場所です。
私には、歳をとってからもこの急坂を上り下りする自信はなく、いずれば引っ越したいと考えています。
でも、大きな問題が・・・。
家の名義が主人の父親と連名になっているので、主人の親が健在の間は売ることができない。
更に、こんな地盤の悪く、不便な場所を買う人はいないと思う。
もうすぐ、主人も定年なのに家は売ることもできず、これから先も、私は毎日急な坂道を自転車を押して歩く生活が続くと思うと、憂鬱でたまらない。