羽鳥慎一モーニングショーの中で、石原良純さんの「良純未来図」で、老後に「終の棲家」を求め、静岡県熱海市に移住した60代のご夫婦が取り上げられていました。
私も、ダウンサイジングをして老後移住を考えているので、とても興味のある内容です。
都会から地方に移住をするときの、ご夫婦の「覚悟」や地域になじむための「努力」など、とても参考になりました。
老後移住までの準備や失敗しないための努力
ご夫婦は、神奈川県川崎市から熱海市へ移住をしました。
しかし、いきなり引っ越すのではなく、定年前の3年間を「移住の訓練期間」として、平日は川崎市で暮らし、週末を熱海市で暮らすという、二重生活をされています。
定年を迎え、完全に移住してからは、地域になじむために、ご主人は「街歩きボランティア」を、奥様は「食育ボランティア」をして、積極的に地域の中に溶け込む努力をしていらっしゃいました。
老後は静かな田舎で暮らしたいと言って移住しても、約7割の方が田舎の濃い人間関係に馴染めずに、都会に戻ってしまうそうです。
もし、老後移住したときには、このご夫婦のように、積極的に地域の活動に参加しなければいけませんね。
人付き合いが苦手な私にできるのか、ちょっ心配になってしまいます。
覚悟を決めた未来
ご夫婦がおっしゃる言葉で印象的だったのは、「便利と景色のよさは両立しない」。
地方では、都会のような病院の規模や設備は期待できません。最新式の医療は受けられないこともあります。
老後に移住するときに気になることは健康です。
移住しても、大きな病気を発症してしまい、都会に戻ってしまうケースもあります。
これは、老後移住を考えている方には、避けて通れない問題です。
生活面では、奥様は車の運転ができないそうです。そのため、ご主人が倒れたら、奥様の行動は制限されてしまいます。
自立して生活ができなくなったときは、マンションを売り介護施設に入る覚悟をしています。
熱海市は介護施設も充実しています。
介護施設に入るための資金を確保するために、ご夫婦は貯金には手をつけず、年金の13~15万円で生活しているそうです。
我が家の場合を考えてみました
このご夫婦は、川崎のマンションを売却したお金に、貯金を500万円プラスして、3000万円台の新築マンションを購入しています。
我が家の場合、家が二世帯住宅で、階下に主人の親が住んでいるため、すぐに家を売却することができません。
不動産物件を見てみると、おそらくバブル時代に建てたであろう、中古のリゾートマンションが結構安い値段で売りに出ています。
私の主人は、DIYや家のメンテナンスなどもマメにするタイプです。
このご夫婦のように、定年前に中古マンションを買って週末に通い、自己リノベーションをするのもいいかもしれません。
医療問題に関しては、夫婦で良く話し合っておく必要がありますね。
私は、父の介護をしているときに、回復の見込みがなければ延命治療はして欲しくないと思いました。
でも、最新の医療を受ければ回復するかもしれないときには、やはり都会に戻って来たいと思うのかもれません。
主人の定年後をめどに移住を考えると、私のアルツハイマーを発症している母親が、その頃には施設を探す時期かもしれません。
熱海は気候もよく、介護施設も充実しているようなので、いっそ母の入る施設を熱海方面で探せば一石二鳥ですね。
アルツハイマーを発症している母の話はこちら ⇒ アルツハイマーの診断を受けた母
今日の羽鳥慎一モーニングショーを見て、改めて老後移住の問題について考えました。
あなたは老後どこで暮らしたいですか?
終の棲家はありますか?